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2025/12/4
”1：電源スイッチの接触が悪い 2：メモリがすぐ保持出来なくなる 3：MUTEが掛かって音が出なくなる 4：周波数表示と実受信周波数と少しズレる” 京都府 I 様修理依頼品 バリコンチューナをシンセチューナの様な動作をさせため バリコンをプリセット位置へモータで回す 面白いチューナ
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電源スイッチを押さえていないと周波数表示が点灯しない
周波数表示と目盛り位置とは少しズレている
中を見てみる
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依頼者はバックアップ用電池が液漏れしていたので 外して 電池ボックスを追加したとの事
エネループの単3電池が中にあった
基板の電池は外されているが 充電電圧は開放で5.3V程あるので 元は3.6Vのニッカドボタン電池（1.2V×3）だったと思われる
そこにエネループ単3 1本では1.2V しかなく 之ではメモリバックアップが上手く出来ないのは当然だろう
電池の配線-側黒線のハンダ付けは天ぷらで繋がっていない
訂正
バックアップ電池は3.6Vと思っていたが 電池の電圧を発振回路とトランスで昇圧してC-MOS ICへ印加している様で
3.6Vとすると昇圧後 12V程となり ICの電源最大定格を越える事が分った 電池の電圧が直接ICに印加されると思っていたが 違っていた
電池 1.2Vでも 3V以上になるので十分バックアップ可能と思われるので元に戻した
昇圧などせずに3.6V電池の方が効率は良いと思うが…
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POWER スイッチを外して調べる
小型の信号用スイッチを電源開閉に使うのか？ちょっと無理があると思うが…
ミツミ スイッチのデータシートが無いので分からないが このサイズだと 0.1〜0.2A DC30V 程度と思うが…
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スイッチを分解
接触の悪い片側は黒くなっている 汚れで接触が悪いのか？
電極の汚れを落とすと 樹脂自体が焦げて黒くなっている
また摺動子も黒く先端が溶けて無くなっている 完全に定格オーバー チューナなので消費電力自体は少ないが ON 時の突入はある
YAMAHAさん 之は拙いでしょう
本来であれば 容量の大きなスイッチに交換したいが 取り付けに改造が必要で スペースもあまり無い
同じスイッチを持っていたので止むなく交換
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局発トリマで表示周波数と目盛りを合わせる
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ANTより信号を入れて 左右の音声出力が出る事は確認
トラッキングやセパレーションはズレているが 調整で良くなるだろう
続く
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